「ますとさん、保育所等訪問って何ですか?」
「ますとさん、保育所等訪問って何ですか?」
こんにちは⛄
こんにちは! ますと広報担当Aです。
連日、寒いですね…。もこもこの靴下を家で履いたり、あったかいコタツに入り浸る時間が長くなってきました。
さて、以前8月の末にホームページリニューアルとともに掲載した「保育所等訪問、はじめました。」のブログ以降、タイトルのようなお問い合わせをいただくことが多くなりました。
今回のブログでは、そんな新事業:保育所等訪問について疑問をお持ちの読者のみなさまや、事業に興味をお持ちのみなさまの質問・疑問に、ど~んと答えていこうと思います!
これをきっかけに新事業に対しての理解が深まれば幸いです。
Q1.「保育所等訪問とは?」
A.直接、お子さんが通われている学校・学童保育・幼稚園・こども園・保育所等にますとの職員が訪問し、支援をしながら先生たちと情報交換をする事業です。
2012年(平成24年)の児童福祉法改正にあわせて創設されました。比較的新しい支援形態になります。
発達に凸凹のある障害のあるお子さんがぶつかってしまう壁………そのひとつとして「集団生活」があります。
その集団生活の中で、訪問支援員が子どもが楽しく・快適に過ごせるようにサポートしていくのがこの保育所等訪問です。
Q2.「訪問支援員は、どんなことをするの?」
A.訪問支援員は【直接的支援】【間接的支援】の2つを両立させた支援を行ないます。
・直接的支援
専門知識を持った支援員は、お子さんが生活する保育所・学校・学童などの「集団生活の場」に訪問し、子どもの様子を観察したり、場合によっては支援員が集団活動に加わって、手助けをしていきます。
・間接的支援
「どんなことにこの子は困っているのかな?」「原因は何だろう?」と分析した結果「子どもが困らないためにはどうすればいいのか?」という解決案を見出し、学校職員の方との情報共有を行なうことで支援方法を確立させていきます。
以前お伝えした具体的な支援の様子、通所されている親御さんからのコメントなどは過去のブログ記事も、あわせてご覧ください!
Q3.「保育所等訪問の利用のメリットとは?」
A.お子さんによってケースは千差万別ではあることは大前提として…主に2つのメリットがあると考えています。
①親御さんが通園・通学先の先生に子どものことを伝えやすくなる
お子さんに関する支援の情報を親御さんが通園・通学先の先生に伝える際「こういう対応をお願いしたいのですが……」となかなか伝えづらかったことは、ありませんか?
「特別扱いを求めていると思われないか」などといった懸念感からなかなか伝えられないことが多々あるのではないかと思います。
保育所等訪問は、第三者である支援員だからこそ、専門的な視点をもとに先生へお子さんの状況や支援の必要性をお伝えすることができます。
この橋渡しがお子さんがスムーズに集団生活を送るサポートにつながっていきます。
また、先生にとっても支援員との情報共有会議は「この子とどう関わればよいか?」という疑問を解消する貴重な機会となります。
結果として親御さんと先生が子どもについて話し合える場や機会を確保しやすくなり、より良い連携が生まれるのです!
②別の専門家からの意見を支援にとりいれることができる
よく質問をいただくのですが実は…。
保育所等訪問は、ますとに通所していなくても利用できます!
もちろん、別の事業所に通所していても利用できます!
お問い合わせがあればどなたでもご利用いただける、広く門戸の開かれた形態です!
特定の場所に限らず、多角的な視点を支援に取り入れることで、より強力な支援体制を築くことができます。
現在通っている施設の職員や通園・通学先の先生と連携を深め、共同タッグを組んだ支援を行うことでお子さんのより充実したサポートが可能となっていきます。
Q4.「どうやったら利用できますか?」
ますとホームページの「お問い合わせフォーム」から必要事項を記入の上、お気軽にご相談ください。
ご相談・お問い合わせの際は、以下の注意事項を必ずお読みいただいたうえで、フォームをご記入ください!
【記入の際の注意事項】
・フォームにはメッセージの内容を選択する箇所があります。内容は「その他」を選択してください。
・メッセージ欄には「保育所等訪問」についての問い合わせなどを記入してください。
知っていますか? インクルーシブ教育
保育所等訪問支援制度の大きなきっかけとなったのが国連の「障害者権利条約」です。日本は2014年に批准しています。
制度の根拠は条約の24条にある「障害のある人が、差別なく、機会の平等のもと、教育のあらゆる段階において包容される教育制度や生涯学習を確保する」という部分です。
しかし、2022年には国連から日本に向けて「実際は障害児に対しての分離教育やってるよね?」「障害のある子どもに対する合理的配慮がまだ不十分なんじゃない?」という指摘や、状況改善の勧告がありました。
詳しい勧告内容が気になる方は、以下のページを読んでみてください。
こうした国際勧告も追い風となり、保育所等訪問は今まさに広まっていく事業だと思われます。
有難いことに保育所等訪問開始以降、利用した親御さんの中からは「もっと早くに使えばよかった!」という、うれしいご意見も頂いております。
ますとでは、そうした事業形態への疑問や質問などにもお答えすることで、親御さんの不安感を解消し、保育所等訪問事業を周知していきたいと考えております。
「うちの子は先生や友達に自分の思いを伝えられず困っているみたい」「同級生の子と同じペースで活動を進められず、ついていけていないようだ…」
……このような困り感をお持ちのお子さん・保護者の方、保育所等訪問という支援形態はいかがでしょうか?
繰り返しになりますが…
保育所等訪問は、ますとに通所していなくても利用できます! もちろん、別の事業所に通所していても利用できます!
どうぞお気軽に、発達支援ますとにご相談・お問い合わせくださいませ!
それでは! また次の記事でお会いしましょう!!
Be the mast for you⛵
ますと広報A🍎