発達支援センターますと – 一般社団法人 発達支援ますと福島

保育所等訪問、はじめました。

ごあいさつ

こんにちは! ますと広報Aです。ますとフォロワーの皆様、いかがお過ごしでしょうか。
夏の暑さが続きつつも、秋の心地よい風が待ち遠しい時期になりました。

ますとでは8月より少しずつホームページの事業案内をリニューアルしています。写真もどんどん最近の様子の写真をアップロードしていく予定です。

今回は、リニューアルでホームページに追加されました新事業の活動報告をしたいと思います。

新事業〈保育所等訪問〉

8月某日、ますとのスタッフが、利用者のお子さんが通う保育所・幼稚園へ見学に伺うことになりました。
この保育所等訪問は、ますとに通っているお子さんが日中過ごす保育所・小学校などで、どのように過ごしているのかを保育所・幼稚園の先生と共有して知り、今後の療育に生かすことで本人の成長を促すことを目的としています。
まずは通園されている園の先生と一緒に声掛けをしながら、お子さんの子をよく観察します。

ますとで行なっているように、お弁当の透明シートを一緒に洗ったり、お弁当を温める時の声かけをしたりしました。
食べ始める際には、お母さんが笑顔で写っている視覚支援カードを使い「全部お弁当を食べたらお母さんが喜ぶよ♡」と声かけもしました。
今日はスタッフは食べ終わるまでは幼稚園にいられませんでしたが、次回は、昼食時の支援も行いたいと考えています。
(スタッフのサービス提供記録より一部編集・抜粋)

着眼視点はお子さんの支援計画によってさまざまです。
本人は園のお友達と、どんなふうに遊んでいるのかな? どんなふうに園での活動に参加しているのかな? 
園の先生たちはどんな声掛けをしているのかな? それに対して本人はどのように反応してるのかな? 褒める時・注意するときは、どんな声掛け・支援がいいかな?

個別支援計画に沿って、ますとでの支援法・園での支援法を、見学を通して幼稚園や保育所の先生と情報を共有し連携していきます。
そして、スタッフ・先生同士で意見交換し、支援計画もブラッシュアップしていくことで、集団生活でのお子さんの困り感を低減させていきます。

イヤーマフに興味を持っている友達に断りながらイヤーマフ体験をしてもらいました。
聞こえていること·低く聞こえることを5人ほどのお友達が確認していました。
子どもたちの認識では「うるさい声は本人が嫌がるからダメなこと」だと思っていたらしいです。これを踏まえて、本人とのコミュニケーションに関しては『本人が見えるところに立って、優しく肩をたたいてこっちをみてくれてから話してほしい』と伝えました。すぐに数人の子が練習していました。(スタッフのサービス提供記録より一部編集・抜粋)

利用した親御さんからの感想

通園・通学先に訪問・支援したときの様子は、できるだけその日のうちに『サービス提供記録』として様子をお伝えしています。

以下に掲載していますのは実際に訪問事業に参加されたお子さんの親御さんからのご感想です。
(一部編集済、掲載許可を頂いております。皆様ありがとうございます。)

本日の幼稚園訪問、ありがとうございました。前日から、ますとさんから先生達が幼稚園に遊びに来てくれるよ!と伝えていました。
実際に大好きな先生たちが来てくれて、嬉しかったろうなと想像できます。今回幼稚園での過ごし方をしっかり知ることができて、驚きがたくさんありました。
苦手な粘土も、先生やお友達に上手と認めてもらえてとても嬉しかったろうなと思います。
お絵描きの時間もいつもは思いのまま描くことが多いですが、先生の指示に従って描くこともあるのですね。それでもきちんと描けていてビックリです。お弁当も、ますとさんでしていただいてるように、幼稚園で温めてもらったのですね。そして食べると嬉しいことがあるよと分かりやすく伝えてもらったんですね。お迎えに行った時、その後園長先生が食べる真似をしたらパクパク食べ始めたと教えてもらいました。本人の中で食べるスイッチが少し入ったようです。
登園しぶりがはじまり、始業式の前日夜に行きたくないと泣き、今日の朝もお休みするの!と泣いていたので日中どう過ごしているのか心配でした。
でも、ますとさんが来る前にお友達とパプリカで踊っていたとはじめに目にして、お友達ともちゃんと遊べていたと知り安心しました。
今回、幼稚園での生活を知って集団生活の中で娘も頑張っているなと改めて実感しました。
その上で、その頑張りを認め受け止めてこれからも親としてサポートしていきたいと思います。

保育所等訪問、ありがとうございました。
前回よりもお友だちと同じ場所で活動できていたと教えて頂けて、安心しました。ありがとうございます。
外遊びまでの流れが理解できていない事、支援して頂いてありがとうございます。流れが理解できていない活動があるだろうなと思っていました。今日、支援して頂いた事で本人の中でも気づきがあったと思います。次に繋がる支援をして頂いてありがとうございました。
お友だちと並列遊びができたり、お友だちを見て太鼓橋に挑戦してみたり、とても嬉しいです。朝の会も周りのお友だちに影響を受けることなく、参加できたこと、嬉しく思います。幼稚園で本人なりに楽しく遊ぶ事ができている事、困った時にも助けを求められている事、嬉しく思うのと同時に安心しました。教えて頂いてありがとうございました。
最近、気になっていたのが、「あー、あ一」とおさるのジョージの真似をすることでした。言いたいことや伝えたいことがある時に言うので、言葉に変換して伝え直していたのですが、コミュニケーションをとる上では課題を感じていました。
なので、先生方がお友だちに本人とのコミュニケーションの取り方やイヤマフをなぜしているか、などを伝えてくださったことに感謝しています。お友だちの中に「うるさい声は本人が嫌がるからダメなこと」と思っている子がいることに驚きました。大きな音が苦手なの事を知ってくれている子がいたことが嬉しかったです。本人はコミュニケーションの課題を多く抱えてはいますが、お友だちは怖くないと理解できて、お友だちにも「こんな子なんだ」と思い、少しでも理解してもらえたなら、ダイバーシティやインクルーシブな未来が待っているのかもしれないと希望を感じさせて頂きました。

今日はお忙しい中、保育所等訪問をして頂いてありがとうございました。先生方の見解を聞かせて頂いて、とても勉強になりました。
2週に1度、支援に入って頂けること、心強く思っています。よろしくお願い致します。

ますとのスタッフがあなたのお子さんの保育所・幼稚園へ!

これがますとの新事業”保育所等訪問”の全容です。

基本的にはお子さんの個別支援計画を作成し2週間に1度、お子さんの通園・通学施設に伺い、直接的な支援に加えて、職員の方との情報共有を行っています。

ますとが従来行っている”児童発達支援”や”放課後等デイサービス”などのサービスと比べるとイメージがわきにくいかもしれません。
それもそのはずです。保育所等訪問は、2012年(平成24年)の児童福祉法改正で創設された、比較的新しい発達支援の事業なのです。

事業開始に当たっては、本宮市では初めての事業ということで”スタートを慎重に行ってください”というご依頼もありました。
そして、4か月の準備期間を経て、満を持して2024年8月6日より事業をスタートいたしました。

支援が必要なお子様にとって、集団生活をする際には、さまざまな困りごとが生じることがあります。
この保育所等訪問では、専門知識を持つスタッフが保育所・幼稚園・学校(場合によっては放課後児童クラブも)などの「集団生活の場」に実際に訪問することで、
お子さん本人がどのようなことに困っているのか、その原因はなにかを分析します。
そして、困り感を低減するにはどうすればいいのか? を学校の先生と共に考えていくことで、子どもが楽しく快適に過ごせるように支援します。
つまり、お子さんが円滑に集団生活を行うための支援を重点的に行なうことができるサービスなのです!

「保育所/幼稚園/学校で、友だちとうまく遊べていないようだ」「先生が話している途中で席を離れちゃうことがあるみたい」

……このような困り感をお持ちのお子さん保護者の方、お気軽にますとにご相談・お問い合わせくださいませ。

ますとのご利用に関しては、以下のページをご覧ください。

それでは、次のブログ記事でお会いしましょう!

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ますと広報A🍎

【お知らせ】福島大の高谷理恵子教授がアドバイザーに就任しました。

【お知らせ】福島大の高谷理恵子教授が
アドバイザーに就任しました。

ごあいさつ

こんにちは。暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。ますと福島広報担当Aです。
いつもますとの活動への温かいご支援、誠にありがとうございます。

今日は、ますとフォロワーズのみなさまに素敵なお知らせです。
本記事の見出しにもありますように、

福島大学の高谷理恵子教授が本施設の支援アドバイザーに就任しました。

高谷先生について



高谷先生の専門分野は発達心理学。1996年には福井大学大学院教育学研究科にて教育学の修士号の学位を取得されています。
2000年より福島大学人間発達文化学類の助手に着任し、2004年には助教授、2007年には准教授、そして2015年からは教授として研究をされています。特に、乳幼児期からの発達支援に関しては分野のエキスパートです。

東日本大震災・原発事故後には、震災により大きく変化した福島県内の子育てについての調査研究を重ね、数々の学会で発表しております。
高谷先生の詳しい研究業績やプロフィールは福島大学のホームページ(1)(2)を併せてごらんください。


高谷先生はNPO法人の代表理事としても活動されています。



高谷先生が理事を務めるNPO「楽しく広がる子育て広場」は、子育てをする福島県内の親たち(特にお母さん)はもちろん、子育てにかかわるすべての人に対してこころの相談や子育て支援に関する事業を行ない、オンラインサロンなどの共同活動を通して楽しい子育てを促進することを目指している団体です。

福島県は全国3位の広い面積を持つ特徴から、各自治体で過疎化・少子高齢化が進み、地域で子育てをする親たちが出会いにくい環境にあるのが社会問題化しています。
「楽しく広がる子育て広場」では、県内の各自治体が子育て政策に力を入れる中、地域を超えた子育てに関する横の連携を強化しながら活動しております。
ご興味のある方は上記のホームページもあわせてご覧ください。


高谷ゼミの生徒さんにボランティアに来ていただきました


アドバイザー就任に先立ちまして、先日、福島大学の高谷ゼミに所属する、現役学生2名の生徒さんにボランティアに来ていただきました。

高谷先生のもとで日夜研鑽しながら学ばれている学生さんお2人。すばらしい支援をしていただき、本当にありがとうございました。
これからの益々のご活躍をお祈り申し上げます!


ますますパワーアップして活動していきます!


実はますと代表理事と高谷先生は20年来の付き合いです。
この度、良きご縁が重なりまして、活動支援アドバイザーに就任していただくことになりました。
高谷先生の持つ豊富な研究分野の蓄積・NPO法人の活動のノウハウをますとのスタッフ一同で学びながら、日々の活動や発達支援に邁進してまいります。


改めまして高谷先生、ますとへようこそ!

そして、これからもよろしくお願いいたします。


重ね重ねになりますが、みなさまに置かれましても引き続き、ますとの活動へのご支援・ご理解よろしくお願いいたします。


また、先日から新しくますとのスタッフとなったみなさまの自己紹介も、6月に更新しております。
精鋭のスタッフがそろいました! 個性豊かなそれぞれのプロフィール、ぜひともご覧ください☆

それでは! また次の記事でお会いしましょう♪
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ますと広報A

🌸3月&4月のますと通信 (その2)

🌸3月&4月のますと通信
(その2)

ごあいさつ

こんにちは! ますとブログ担当のAです🍎

ますとフォロワーのみなさん! お待たせしました! 
今回はますとの春休みイベントのレポート その2をお送りします!
(なぜ5月も終わりになって投稿…遅筆な広報だな……と思った読者の方はぜひ「その1」も読んでみてください……)

プライバシー保護のため、画像は一部編集しておりますがエモジの雰囲気でみんなの楽しい様子が少しでも伝わると嬉しいです。

👻4月3日 ダイラタンシー・感触あそび

握ると固まる・手を離すと液体になる不思議な液体『ダイラタンシー』をつくりました。身近なところだと、砂浜で見ることができる現象ですね。
広報Aも、むかしはよく台所の片栗粉でいたずらをして叱られたものです…トホホ…
ますとでは広めの机でひろびろ実施です。

「な、なんかすごい…!!」

ダイラタンシーとは何ぞや? という方は、名古屋市上下水道局がわかりやすい解説ページを作成しているのでご覧ください♪

🍕4月4日 餃子ピザづくり

この日は、餃子の皮を使ってピザを作りました!
実は餃子の皮とピザ生地は、どちらも小麦粉・水・塩・油を混ぜて作られているので、分量は違っても材料はほぼ一緒って皆さんご存じでしたか?👀

生地は小さいですがもりもりに具材をを乗っけるのがコツです。

かわいいミニ・ピザができました🍕🍕 おいしかったね!

🍨4月5日 アイスクリームパフェ

背の高いグラスにみんなの大好きなお菓子を詰め込み、理想のパフェを作りました。
パフェはフランス語で”parfait”(カンペキ)を意味することば。
参加してくれたますとキッズのみんなは、自分が考える「パーフェクトなデザート」を作ってくれました!!

バナナに生クリームにカラースプレー……何にしようか迷っちゃう🍦

🖊執筆後記

食べておいしい室内イベントを春休み後半は開催することができました。
イベントに参加してくれたみんなが「おいしい!」「たのしい!」とスタッフに伝えてカメラにポーズを決めてくれることがとてもうれしい時間でした。

重ね重ねになりますが、子どもたちの製作・創作体験をあたたかく見守っていただいた保護者の方にあらためて感謝申し上げます。
ありがとうございました。
次回のイベントも、ぜひともよろしくお願いいたします。

それでは、次の記事でお会いしましょう!

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ますと広報A🍎

🌸3月&4月のますと通信(その1)

ごあいさつ

こんにちは! ますとブログ担当のAです🍎

すっかりご無沙汰のますと通信。
今回は、ますとの春休みイベントについてのレポートです♪

春休みのイベントはとにかく! とにかく! ますとに来てくれるみんなの表情がイキイキしていたのが最高だったんです!!

ブログ担当として写真をセレクトしながら「あの写真もいいしなぁ~~あ~~これも乗っけたいなあ~~」と、セレクトに悩みすぎて気づけば5月…
すべての写真を欲張って乗せていたら、ひとつひとつの記事がとにかく長くなってしまい、削るのも勿体ない~!と再編集に時間がかかってしまいました。公開が遅れたのもこれが理由です。レポートを楽しみにしていたみなさん、本当にすみません…。

今回は、盛りだくさんなイベントレポートを「その1」「その2」の2つにわけて公開です。

プライバシー保護のため、画像は一部編集しておりますがエモジの雰囲気でみんなの楽しい様子が少しでも伝わると嬉しく思います。

💂‍♂️3月25日 プリンスウィリアムズパークへ行こう!

3月25日は、本宮市の屋内遊び場であるプリンス・ウィリアムズパークへ行きました。

もともとこの施設は、福島第一原子力発電所事故により、子どもたちの外遊びが制限されたことをきっかけに誕生した施設でした。
未就学児から小学校の高学年まで、幅広い年齢の子たちがあそべるように設計された施設の中は、楽しい遊具がいっぱい!

かべのぼりチャレンジ!

4月のイースターに合わせて施設外にありますロンドンバス(本物)の車内は、うさぎやたまごでデコレーションされていました🐰🥚 

キュ~トにうさちゃんピース💓🐰

🍒3月26日 さくらんぼ広場へ行こう!

この日は、松川市にある大規模公園に行く予定でしたが、あいにく雨のため屋内あそびへ変更…😿。
本宮市のまちなか商店街にある遊び場・さくらんぼ広場に来ました🍒

バランス名人、ここに見参!

躍 動 !

🔵3月27日 スライムづくりDAY

この日は、センサリーアイテムとしてもつかえるスライムをみんなで作ってみました。

の、の、のびてる~!

感触がきもちい~い

大成功!

🦖3月28日 電車の旅~こむこむ恐竜ランドへ行こう!~

新年度直前のこの日は、小学生のみんなで福島市の駅前にある「福島市 子どもの夢を育む施設 こむこむ」へ行きました。

電車の切符をまずは購入。本宮から福島はいくらかな?

今回のお目当ては、春の企画展「恐竜ランド」です。
恐竜のアトラクションが会場には盛りだくさん!

⚪3月29日 紙皿ステンドグラスをつくろう

ハンドメイド系のイベントも続きます。この日は紙皿でステンドグラスづくり。

きれいな色の重なりを発見! この後も試行錯誤は続きました…。

🏵️3月30日 万華鏡をつくろう

2023年度最後のイベントは、おとなり・二本松市にあります「安達ケ原ふるさと村」で、万華鏡をつくりました。

二本松の和紙をつかった製作体験。
みんなでオリジナリティあふれる万華鏡を作ってみました。

この日は県内の桜の開花が発表された直後! つくった万華鏡をもって、桜の下で記念撮影です! 

ポーズが決まってるね~

🦌4月1日 鹿のツノキーホルダーをつくろう

元気いっぱい新学期開始! この日は、北海道で捕獲されたエゾジカのツノをつかってアクセサリーを作りました。
なぜ定期的に捕獲が行われているのかはリンクをご覧ください。結構、深刻な社会問題なんです…。

まずは「なぜさむ~い北海道で鹿が増えすぎてしまったのか?」を考えます。
ひとりひとりが考えた理由を立派に発表してくれました。

次にビーズ状に加工したツノを使って、アクセサリーを制作していきます。

白い箱に入っている長細いかたちのが鹿のツノ。丸いのが、加工されたアクセサリーです。
みんな器用ですね~🦌✨

🖊執筆後記

春休み前半は、ハンドメイド系のイベント・おでかけイベントも開催できました。
子どもたちの製作体験をあたたかく見守っていただいた保護者の方。
ご協力していただきました施設の皆さんにあらためて感謝申し上げます。
ありがとうございました。

春休み後半イベント「その2」のレポートもただいま絶賛写真セレクト・執筆中です。今しばらくお待ちください!
それでは、次の記事でお会いしましょう!

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ますと広報A🍎

【ますとフォロワーズ日記】 Vo.4 影山庸子 先生 (スタッフ)

 子どもの発達

みなさま、はじめまして!3月からますとスタッフに加わりました。
臨床発達心理士で公認心理師の影山と申します。どうぞよろしくお願いします。

「発達」という言葉は、どうしても乳幼児期や学童期などの一般的な成長期をイメージしてしまいますよね。
しかし発達心理学における発達とは、実は子どもなどの若年期に限ったものではなく「受精から死に至るまでの、心身の変化とその過程」のことなのです。
(つまりこれを読んでくださっているみなさまも、まだまだ発達期なのです!)
ですが、今回は子どもの発達についてお話ししたいと思います。

どうしたら子どもの発達を促すことができるのか。日々のお掃除や整理整頓など、集中するための環境調整や、様々なアクティビティやよみきかせ、療育などのトレーニング…どれも子どもの発達を促しますが、実は何よりも本人がその課題に「主体的に」取り組む」ことで成長を獲得できるものなのです。
大人でも、嫌々やることは習得しにくいし継続できないものですよね。(心当たりがあり過ぎて遠い目…笑)

では、子どもが課題に主体的に取り組めるようになるために大人が支援するコツとはどんなものがあるのでしょうか?

①何かをするとき、いくつかの選択肢の中から子どもに選ばせる

例えばごほうびシールを活用するときのシールを選んでもらうなど、ちょっとしたことでもよいです。

②まずは大人がお手本を見せる

ことばで指示されてもイメージができず何をしてよいかわからないことがあります。大人が楽しそうに何かをしていれば、子どもは興味を持ち「やってみよう」と思えます。できたらすかさずほめます。

③子どもの問いかけに答える前に「どうしてだと思う?」と聞いてみる

予想やイメージすることは、考えを深めるトレーニングにもなります。たとえそれが間違っていても、そういう考え方もあるのね、と感心して認めるとよいでしょう。

④失敗したとしても、そのチャレンジを認めてほめる

応援されたり認めてもらうことで、子どもはふたたび課題に立ち向かう力をもらえます。成功したときは一緒になって喜びを分かち合います。

これらを積み重ねることで自己効力感(自分ならできる、達成できるという気持ち)が育ち、課題に主体的に取り組むことが出来るようになるのです。

ますとでは、私たちスタッフが専門的な技術を持って、その子の特性やその子に合った支援をすることで発達を促していきます。

子どもの発達にはそれぞれの敏感期(または臨界期)がありますが、心の発達には本来ならば限界はありません。何歳になっても人は成長できます。

ですが、人からは些細に思われるようなつまずきでも、もう限界(できない、わからない、無理!)と感じてしまう人がいるのはなぜなのでしょうか?

それぞれの性格や特性に加え、もしかすると幼少期など心の発達の基礎力作りで特に重要な時期に、本人なりの思いやがんばり、興味を持ったこと、小さなチャレンジなどを様々な事情で大人が上手にキャッチすることができず、怠けやいたずら、反抗、努力不足などの悪いことと感じて対応したことによる、何らかの失敗体験の積み重ねで自己肯定感が下がってしまった(自分はどうせダメなやつだ、自分が悪いんだ、と思い込む)ことによって心の発達が阻害されてしまったことが停滞してしまった原因のひとつかも知れません。

もちろん失敗体験は悪いことばかりではなく、限界を知ることや成長するきっかけになることもありますが、それが積み重なればやる気を失ってしまうのも理解できますよね。

個々の特性による行動を大人の思い込みや常識ではかってしまうと、子どもはもちろん支援する大人もつらい思いをすることがあります。
ましてや、わが子の成長を願う親なら「なぜこんなことができないのだろう」「どうしてこんなことするの」と感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、発達してできるようになる、または自己コントロールができるようになるためには、主体的に課題に取り組むための「やればできる」と思える基礎的な力が必要になります。
そのために上の①~④で示したような支援のコツが役立つと思っています。

本人なりのがんばりや興味を惹かれるもの、好奇心や小さな変化などを見逃さずに子どもの発達を支援したいと思っています。
なぜそうしたか・感じたかを本人聴き、その特性をアセスメント(心理検査に加えて、日常の言動や興味などを分析)し、心の動きや行動を理解した上で、その子に合った方法を試行錯誤しながら発達を支援します。
そのことが、今現在や少し先のわかりやすく目に見える発達だけではなく、やがて大人になって社会に立ち向かう子ども達の人生を支える力になると信じています。

と、なんだか長々と偉そうにお話ししましたが、もちろん私も発達の途中です。これからも頑張ります!笑

影山 庸子

【ますとフォロワーズ日記】 Vo.3 三浦 実子 先生(スタッフ)

【ますとフォロワーズ日記】
Vo.3 三浦 実子 先生
(スタッフ)

 

 

💑理解度に合わせて何度も伝える

 

 

 はじめまして!月曜日と木曜日の午前中に勤務しています保健師の三浦と申します。

 少し前なのですが、2月に受講したスペシャルニーズ郡山さん主催の『トラブルを防ぎHAPPYをふやす生(性)いのちの話 ~支援を要する子どもたちに伝えやすい性教育~』 についてシェアさせていただきたいと思います。

 

 

私は、ますとでの勤務の他に子育て中の親御さん向けに“包括的性教育”の学習会を開催しているのですが、その中で支援を要する子どもたちへの性教育について質問されることが何度かありました。今回は、その実際を学びたく講座に参加しました。

 

 

参加し、支援の必要があるないに関わらず、“子どもたちに性を伝える際の子どもへの向き合い方は同じである”ということを確認できたのと同時に、支援の必要な子に性教育が特に必要と言われる理由を、実際の事例を通して学ぶことができました。

どんな場面で被害に遭いやすいのか(遭っているのか)また、自分が気づかないうちに加害者になってしまっている事例もあり、その多くが、本人が性のトラブルに巻き込まれそうな場面や、巻きこんでしまっていることを、自覚できていないものでした。
“子どもは知らなくていいこと”と性の学びを保障せれずにきたための社会の課題だと改めて痛感しました。 

私が企画している包括的性教育の学習会の中でも、参加される親御さんからは「伝えなくては・・・と思っていても、何をどこから伝えたらいいのか分からない。」「そもそも、幼少期から伝えていいの!?」という声が多く聞かれ、家庭の中で、“性”について対話することに抵抗を感じる親御さんが少なくありません。

そこでまずは、世界水準から見た日本の性教育の認識の低さと、性産業先進国と言われている日本での子どもたちを取り巻く社会の現状をお伝えし、“性教育”と構えることなく、日常の中のこんなタイミングでこんな伝え方ができますよと提案します。
すると、今まで持っていた“性”に対する価値観と性教育に対する考え方が変化し、子どもと、性について対話ができそう(してみたい)という思いをもってくださる親御さんが多いと実感しています。

 

講師の梶原なおみ先生も「性に関することは周囲の人に相談しにくい内容でもあり、家庭内で解決しようと(方向性が分からないまま)しがちです。」と、 講話の中で話されていました。 一方で、性について疑問を持ったり悩んだりするタイミングは、子ども自身がどうなり たいのか、保護者がその子に対してどんな自立を望んでいるのか?ということ を、ご家族で考えられるとても大切な機会であると思います。また、性教育は1回伝えたらおしまいではなく、成長と共に考えるテーマや伝え方なども変化し、理解度に合わせて何度も伝えることが大切だと思っています。 

 

この機会に“子どもは知らなくていいこと” として認識されてきた性の学びを、『自分の人生を自分で選んでいくために必要な学習テーマ』であるという認識に一緒にアップデートしませんか?世界でスタンダードな学習テーマである包括的性教育について知りたい!! 一緒に学んでみたい方は、お気軽にお声がけください♪

 BTW…

私自身、子どもが自分のからだについて興味を持ったタイミングで、自分で気軽に調べられるように本棚に性に関する絵本を置いているのですが、8月に3人目を出産予定の私のお腹を見て、「今のママのお腹はどのくらい?」と絵本を広げて聞いてきました

(すかさずカメラを構えました・・・笑)。私は、実際のお腹を見せてどのくらいだと思う?と聞き返したら「これ!」とちゃんと6か月目のお腹を指さしていました。子どもの探求心と観察力ってすごい!! これも自己肯定感を育む性共育につながっていると信じて・・・♡

 

 

 

 

【実子先生の講座活動について、合わせてこちらもご覧ください♪】

直近では、6月30日(日)に 福島県男女共生センターで学習会を企画していますので詳細が決まりましたらお伝えいたします。

 

三浦実子

🍯もうちゃんはちみつ店頭販売中

🍯もうちゃんはちみつ店頭販売中

💻本日は連続投稿!

こんにちは! ますと広報Aです。
たくさん伝えたいことがたまっていて、3月15日は過去最高の4件記事投稿を達成しました。
本日ラストの記事は……
もうすでにファンが!? もうちゃんはちみつについてのお知らせです。
〈もうちゃんはちみつについては過去記事をどうぞ〉



🍯はちみつ紹介

もうちゃんはちみつは2種類の販売です。



🐻くまちゃんサイズ

ちょっとオトボケ顔です。

かわいいくまの容器に入った、330グラムのボトルです。プラスチック製の穴キャップなので量の調節力ばつぐん。
テーブルの上でも、棚の中でも存在感ばっちり✨
百花蜜は、季節によって味が変わるのが特徴なので、季節に応じてくまちゃんのボディの色に違いがあります。
食べ比べてみるのも面白いかもしれません♪
価格は1ボトル×1,500円です。

🫙たっぷりサイズ

ますとのキャラクター『ダンちゃん』が目印です。

こちらは贅沢に、500グラムのボトルです。ますとのイメージキャラクター・ダンちゃんが目印!
こちらもプラスチック製で側面がやわらかく中身が押し出しやすいボトルです。
価格は1ボトル×2,000円です。

🛒商品について

・すべての商品に関してですが、気泡や白い結晶物がハチミツの中に見える場合があります。
湯煎でとかせば元に戻りますので、品質には一切問題ありません。安心してご賞味ください。
・賞味期限は商品裏面に記載しています。
・また、1歳未満の子供には絶対に食べさせないでください。

🛍️販売について

現在、ますとの事業所で直接販売中です。
ネットの販売はまだまだ準備中です💦 申し訳ありません!

3月15日現在、ますとには、くまちゃん×3 たっぷり×1を常置しています。
無くなり次第補充となります。売り切れてしまった場合は1~2日入荷のために時間を要する場合があります。ご了承ください。

🍯からだにやさしい食べ物をお届けします。

2023年の秋~冬にかけての花の蜜を集めたはちみつになります。
この時期のはちみつは、フルーティーでコクのある甘味が特徴です。
もうちゃんが丹精込めて育てたハチさんがつくるはちみつ、是非ご賞味ください✨

それでは!
次の投稿でお会いしましょう。

ますと広報A🍎

【活動報告】ビジョントレーニングについて

【活動報告】
ビジョントレーニングについて

👀ますとの支援〈ビジョントレーニング〉について

ますとでは、支援の一環としてビジョントレーニングを実施しています。
スマイルビジョンの廣田さんに、2週に1度来ていただき、トレーニングを実施しているほか、ビジョントレーニングを学んでいるスタッフもおります。


視力って❓

みなさんは、「視力」と聞いて、何を思い浮かべますか?

一番はやっぱり視力検査に代表される「はっきりものが見えるかどうか」なのではないでしょうか。

しかし、視力以外にも、「視る力」にはさまざまな種類があります。

例えば「ボールをしっかりキャッチできる」=両目でボールを判断するという「視力」をつかっています。
「美術作品を鑑賞する」=脳を使いながら作品を見る「視力」をつかっています。

これらを総合した視覚能力を育てていくのがビジョントレーニングです。



✨生きづらさの克服のために

読みづらさ・書きづらさ…それらの問題の原因は視覚機能にあることが多いのですが、見え方は比較しにくいものです。周りと比べてしまって、どうして自分にはできないのだろう?と生きづらさを感じてしまうお子さんも多いのだとか。

ますとでは、継続的なビジョントレーニングで、「集中力」「読む力」「書く力」などのスキルを身につけることを可能にします。


★ワークブックを使いながら実施中です。


【施設見学について】

ますとでは引き続き 「よろず相談室」(無料相談)施設見学などを受け付けています。
ますとの「お問い合わせページ」 
もしくは 
電話:0243-24-9937 までお電話ください☎

【告知】ますと春休みのイベントについてのお知らせ

【告知】ますと春休みのイベントについてのお知らせ

🌺ご挨拶

こんにちは!
ますと広報Aです。
3月に入り、花粉の情報も次々と聞こえてきていますが、皆様いかがお過ごしですか。

今日のお知らせは、ますとの春イベントに関するお知らせです。



★3月25日(月)~4月5日(金)のイベント実施です。

🌺3月のイベントの詳細



🌺4月のイベントの詳細



📝申し込みに関するおことわり

今回のプログラムは、お子さんの発達ニーズに合わせて、お誘いをさせていただきました。
もしキャンセル等が入った場合は、個別にご連絡をさせていただきます。

また、ますとでは引き続き 「よろず相談室」(無料相談)施設見学などを受け付けています。
ますとの「お問い合わせページ」 
もしくは 
電話:0243-24-9937 までお電話ください☎

今回もイベントのご参加、お待ちしております♪
また次の記事でお会いしましょう!!

ますと広報A🍎

🌸2月のますとの様子🌸

こんにちは! 
市内は梅の花も咲き始めていて、だんだん春らしくなっていますね~。
ますとフォロワーのみなさん、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今回のブログでは、2月のますとでどんなことをしたのか、特別に!
今月の主な出来事をまとめて! どど~んと! 皆様にお届けしたいと思います!

🍫バレンタインデー

2月14日。お菓子屋さんもスーパーもそして人々も大いに盛り上がるバレンタインデー!!
ますとでは今年は、トリュフ・チョコレートを作りました!

トリュフと聞くとなんだか難しそうな・本格的そうなイメージがありますが、結構材料はシンプルなんですよね。
ですが! 一番の難関は、素材同士が分離しないように、手早くこねること!!

★こねて…

★こねて……

★またこねる……!

💨避難訓練

能登半島地震を受けて、災害対策の一環として避難訓練を実施しました。

★落ち着いて、安全確認!

★隣の空地へと一時避難です。

🔮セラピー

ここでちょっと箸休め。
ますとのセラピスト資格を持つスタッフによるセラピーの様子です………。

★スヌーズレンルームで心を落ち着けながらセッションです。

🌸ここで紹介したのはごく一部🌸

ますとの日々の雰囲気、伝わりましたでしょうか?
来室してくれる子どもたちの生き生きした雰囲気が、少しでも伝わるといいなと思います。

2月は季節にちなんだイベントをちょこちょこ実施しましたが、今月はまた、冬休みに引き続き春休みイベントも予定しております!

告知をお楽しみに!

以上、広報Aでした🍎

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