発達支援センターますと – 一般社団法人 発達支援ますと福島

【ごあいさつ】はじめまして。『一般社団法人 発達支援ますと福島』です。

【ごあいさつ】はじめまして。
『一般社団法人 発達支援ますと福島』です。

ごあいさつ

 こんにちは。はじめまして。
 『一般社団法人 発達支援ますと福島』代表理事の佐藤詠子(さとう えいこ)と申します。
 北海道 苫小牧市の出身です。
 縁あって本州に移り住み、早24年になります。お隣の新潟県 燕市にも9年間住んでいました。
 ずっと目標にしていたインクルーシブ保育・教育を実践するための拠点。それが2023年10月2日オープン予定の「発達支援センターますと」です。

 はじめて私がインクルーシブ教育に関わったのが、1995年。
 気付けば28年もの歳月がたっていたのですね。
 はじめてこの言葉がだされたのが・・・・

『サラマンカ宣言』(サラマンカ声明)1994年6月

”万人の為の教育(Education for All)つまり、学校は全ての子どもたち、とりわけ障害児や移民など特別のな教育的ニーズをもつ子どもたちに対応していかなくてはならない。”

1995年、インターンでの経験

 私が、スペインのバルセロナにあるハメルン教育学校でインターンをしたのが1995年4月。
 当時、ハメルン教育学校では、この声明を受けて教育現場では何ができるのか、学校としての試行錯誤が行なわれていました。
 そんな状況下でのインターンでの日々は、校長先生が小児脳神経の専門医だったり、クラスの中に言語聴覚士が支援者として入っていたり。
 スペイン語だけでなく英語、フランス語、そしてバルセロナの公用語であるカタラン語が使われていたりと、「????」の連続でした。
 ながーーい昼休み(シエスタ)は昼食を食べながら大議論をする先生たちの様子を観察する日々。(もちろんわからない単語&カタラン語だらけでした)
 みんな悩みながら仕事してるんだなーと漠然と感じていましたが、日本に帰ってからバルセロナで行われていたようなインクルーシブ教育の実践に関する本と出会い、「ああ、あの時の話がそうだったのね」と気付きました。

  特別な教育的ニーズとは、ひとりひとり違った方法を考えなくてはならないと言うことです。ひとりの担任、一つの学校では難しい事なのです。
  他職種が連携し、文殊の知恵で子どもの成長を支援するそれがインクルーシブを実現する唯一無二の方法だと確信しています。

  ますとは、地域を越え、市を超え、県を超え広く広くマンパワーを集めます。知恵を絞ります。
  すべては子どもの権利条約にある育つ権利を守ることにつながります。 

  では、育つ権利とはなんでしょうか?

育つ権利とは?

 1989年に国連で採択され、翌年国際条約として発効された「子どもの権利条約」では、子ども(18歳未満)を権利をもつ主体と位置づけ、おとなと同じく、ひとりの人間としてもっている権利を認め、さらに、難民や少数民族の子ども、障がいのある子どもなど、特に配慮が必要な子どもの権利についても定めています。

 なかでも「育つ権利」は、第6条で保障されている権利です。
 教育を受け、休んだり遊んだりできること。 考えや信じることの自由が守られる。それは、自分らしく子どもが育つことができることを守る事とつながります。

 ますとに関わってくれる職員に求めるのは
 「ひとりの子ども
から学び、ひとりのこのために議論ができる専門家である」ということ。
 もちろん、私もこのことを忘れずに日々精進していきたいと思います。

 さて、これからこのブログの中で理想を形にするためにバタバタと動く姿をご紹介できたら幸いです。

 なぜ、事業所の名前を「ますと」にしたのか?や、
 インクルーシブ教育とは何か?といった小コラムも、更新していく予定です。

 どうか皆様、よろしくお願いいたします。

   代表理事 佐藤 詠子

 

 

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