発達支援センターますと – 一般社団法人 発達支援ますと福島

保育所等訪問、はじめました。

ごあいさつ

こんにちは! ますと広報Aです。ますとフォロワーの皆様、いかがお過ごしでしょうか。
夏の暑さが続きつつも、秋の心地よい風が待ち遠しい時期になりました。

ますとでは8月より少しずつホームページの事業案内をリニューアルしています。写真もどんどん最近の様子の写真をアップロードしていく予定です。

今回は、リニューアルでホームページに追加されました新事業の活動報告をしたいと思います。

新事業〈保育所等訪問〉

8月某日、ますとのスタッフが、利用者のお子さんが通う保育所・幼稚園へ見学に伺うことになりました。
この保育所等訪問は、ますとに通っているお子さんが日中過ごす保育所・小学校などで、どのように過ごしているのかを保育所・幼稚園の先生と共有して知り、今後の療育に生かすことで本人の成長を促すことを目的としています。
まずは通園されている園の先生と一緒に声掛けをしながら、お子さんの子をよく観察します。

ますとで行なっているように、お弁当の透明シートを一緒に洗ったり、お弁当を温める時の声かけをしたりしました。
食べ始める際には、お母さんが笑顔で写っている視覚支援カードを使い「全部お弁当を食べたらお母さんが喜ぶよ♡」と声かけもしました。
今日はスタッフは食べ終わるまでは幼稚園にいられませんでしたが、次回は、昼食時の支援も行いたいと考えています。
(スタッフのサービス提供記録より一部編集・抜粋)

着眼視点はお子さんの支援計画によってさまざまです。
本人は園のお友達と、どんなふうに遊んでいるのかな? どんなふうに園での活動に参加しているのかな? 
園の先生たちはどんな声掛けをしているのかな? それに対して本人はどのように反応してるのかな? 褒める時・注意するときは、どんな声掛け・支援がいいかな?

個別支援計画に沿って、ますとでの支援法・園での支援法を、見学を通して幼稚園や保育所の先生と情報を共有し連携していきます。
そして、スタッフ・先生同士で意見交換し、支援計画もブラッシュアップしていくことで、集団生活でのお子さんの困り感を低減させていきます。

イヤーマフに興味を持っている友達に断りながらイヤーマフ体験をしてもらいました。
聞こえていること·低く聞こえることを5人ほどのお友達が確認していました。
子どもたちの認識では「うるさい声は本人が嫌がるからダメなこと」だと思っていたらしいです。これを踏まえて、本人とのコミュニケーションに関しては『本人が見えるところに立って、優しく肩をたたいてこっちをみてくれてから話してほしい』と伝えました。すぐに数人の子が練習していました。(スタッフのサービス提供記録より一部編集・抜粋)

利用した親御さんからの感想

通園・通学先に訪問・支援したときの様子は、できるだけその日のうちに『サービス提供記録』として様子をお伝えしています。

以下に掲載していますのは実際に訪問事業に参加されたお子さんの親御さんからのご感想です。
(一部編集済、掲載許可を頂いております。皆様ありがとうございます。)

本日の幼稚園訪問、ありがとうございました。前日から、ますとさんから先生達が幼稚園に遊びに来てくれるよ!と伝えていました。
実際に大好きな先生たちが来てくれて、嬉しかったろうなと想像できます。今回幼稚園での過ごし方をしっかり知ることができて、驚きがたくさんありました。
苦手な粘土も、先生やお友達に上手と認めてもらえてとても嬉しかったろうなと思います。
お絵描きの時間もいつもは思いのまま描くことが多いですが、先生の指示に従って描くこともあるのですね。それでもきちんと描けていてビックリです。お弁当も、ますとさんでしていただいてるように、幼稚園で温めてもらったのですね。そして食べると嬉しいことがあるよと分かりやすく伝えてもらったんですね。お迎えに行った時、その後園長先生が食べる真似をしたらパクパク食べ始めたと教えてもらいました。本人の中で食べるスイッチが少し入ったようです。
登園しぶりがはじまり、始業式の前日夜に行きたくないと泣き、今日の朝もお休みするの!と泣いていたので日中どう過ごしているのか心配でした。
でも、ますとさんが来る前にお友達とパプリカで踊っていたとはじめに目にして、お友達ともちゃんと遊べていたと知り安心しました。
今回、幼稚園での生活を知って集団生活の中で娘も頑張っているなと改めて実感しました。
その上で、その頑張りを認め受け止めてこれからも親としてサポートしていきたいと思います。

保育所等訪問、ありがとうございました。
前回よりもお友だちと同じ場所で活動できていたと教えて頂けて、安心しました。ありがとうございます。
外遊びまでの流れが理解できていない事、支援して頂いてありがとうございます。流れが理解できていない活動があるだろうなと思っていました。今日、支援して頂いた事で本人の中でも気づきがあったと思います。次に繋がる支援をして頂いてありがとうございました。
お友だちと並列遊びができたり、お友だちを見て太鼓橋に挑戦してみたり、とても嬉しいです。朝の会も周りのお友だちに影響を受けることなく、参加できたこと、嬉しく思います。幼稚園で本人なりに楽しく遊ぶ事ができている事、困った時にも助けを求められている事、嬉しく思うのと同時に安心しました。教えて頂いてありがとうございました。
最近、気になっていたのが、「あー、あ一」とおさるのジョージの真似をすることでした。言いたいことや伝えたいことがある時に言うので、言葉に変換して伝え直していたのですが、コミュニケーションをとる上では課題を感じていました。
なので、先生方がお友だちに本人とのコミュニケーションの取り方やイヤマフをなぜしているか、などを伝えてくださったことに感謝しています。お友だちの中に「うるさい声は本人が嫌がるからダメなこと」と思っている子がいることに驚きました。大きな音が苦手なの事を知ってくれている子がいたことが嬉しかったです。本人はコミュニケーションの課題を多く抱えてはいますが、お友だちは怖くないと理解できて、お友だちにも「こんな子なんだ」と思い、少しでも理解してもらえたなら、ダイバーシティやインクルーシブな未来が待っているのかもしれないと希望を感じさせて頂きました。

今日はお忙しい中、保育所等訪問をして頂いてありがとうございました。先生方の見解を聞かせて頂いて、とても勉強になりました。
2週に1度、支援に入って頂けること、心強く思っています。よろしくお願い致します。

ますとのスタッフがあなたのお子さんの保育所・幼稚園へ!

これがますとの新事業”保育所等訪問”の全容です。

基本的にはお子さんの個別支援計画を作成し2週間に1度、お子さんの通園・通学施設に伺い、直接的な支援に加えて、職員の方との情報共有を行っています。

ますとが従来行っている”児童発達支援”や”放課後等デイサービス”などのサービスと比べるとイメージがわきにくいかもしれません。
それもそのはずです。保育所等訪問は、2012年(平成24年)の児童福祉法改正で創設された、比較的新しい発達支援の事業なのです。

事業開始に当たっては、本宮市では初めての事業ということで”スタートを慎重に行ってください”というご依頼もありました。
そして、4か月の準備期間を経て、満を持して2024年8月6日より事業をスタートいたしました。

支援が必要なお子様にとって、集団生活をする際には、さまざまな困りごとが生じることがあります。
この保育所等訪問では、専門知識を持つスタッフが保育所・幼稚園・学校(場合によっては放課後児童クラブも)などの「集団生活の場」に実際に訪問することで、
お子さん本人がどのようなことに困っているのか、その原因はなにかを分析します。
そして、困り感を低減するにはどうすればいいのか? を学校の先生と共に考えていくことで、子どもが楽しく快適に過ごせるように支援します。
つまり、お子さんが円滑に集団生活を行うための支援を重点的に行なうことができるサービスなのです!

「保育所/幼稚園/学校で、友だちとうまく遊べていないようだ」「先生が話している途中で席を離れちゃうことがあるみたい」

……このような困り感をお持ちのお子さん保護者の方、お気軽にますとにご相談・お問い合わせくださいませ。

ますとのご利用に関しては、以下のページをご覧ください。

それでは、次のブログ記事でお会いしましょう!

Be the mast for you⛵

ますと広報A🍎

【お知らせ】福島大の高谷理恵子教授がアドバイザーに就任しました。

【お知らせ】福島大の高谷理恵子教授が
アドバイザーに就任しました。

ごあいさつ

こんにちは。暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。ますと福島広報担当Aです。
いつもますとの活動への温かいご支援、誠にありがとうございます。

今日は、ますとフォロワーズのみなさまに素敵なお知らせです。
本記事の見出しにもありますように、

福島大学の高谷理恵子教授が本施設の支援アドバイザーに就任しました。

高谷先生について



高谷先生の専門分野は発達心理学。1996年には福井大学大学院教育学研究科にて教育学の修士号の学位を取得されています。
2000年より福島大学人間発達文化学類の助手に着任し、2004年には助教授、2007年には准教授、そして2015年からは教授として研究をされています。特に、乳幼児期からの発達支援に関しては分野のエキスパートです。

東日本大震災・原発事故後には、震災により大きく変化した福島県内の子育てについての調査研究を重ね、数々の学会で発表しております。
高谷先生の詳しい研究業績やプロフィールは福島大学のホームページ(1)(2)を併せてごらんください。


高谷先生はNPO法人の代表理事としても活動されています。



高谷先生が理事を務めるNPO「楽しく広がる子育て広場」は、子育てをする福島県内の親たち(特にお母さん)はもちろん、子育てにかかわるすべての人に対してこころの相談や子育て支援に関する事業を行ない、オンラインサロンなどの共同活動を通して楽しい子育てを促進することを目指している団体です。

福島県は全国3位の広い面積を持つ特徴から、各自治体で過疎化・少子高齢化が進み、地域で子育てをする親たちが出会いにくい環境にあるのが社会問題化しています。
「楽しく広がる子育て広場」では、県内の各自治体が子育て政策に力を入れる中、地域を超えた子育てに関する横の連携を強化しながら活動しております。
ご興味のある方は上記のホームページもあわせてご覧ください。


高谷ゼミの生徒さんにボランティアに来ていただきました


アドバイザー就任に先立ちまして、先日、福島大学の高谷ゼミに所属する、現役学生2名の生徒さんにボランティアに来ていただきました。

高谷先生のもとで日夜研鑽しながら学ばれている学生さんお2人。すばらしい支援をしていただき、本当にありがとうございました。
これからの益々のご活躍をお祈り申し上げます!


ますますパワーアップして活動していきます!


実はますと代表理事と高谷先生は20年来の付き合いです。
この度、良きご縁が重なりまして、活動支援アドバイザーに就任していただくことになりました。
高谷先生の持つ豊富な研究分野の蓄積・NPO法人の活動のノウハウをますとのスタッフ一同で学びながら、日々の活動や発達支援に邁進してまいります。


改めまして高谷先生、ますとへようこそ!

そして、これからもよろしくお願いいたします。


重ね重ねになりますが、みなさまに置かれましても引き続き、ますとの活動へのご支援・ご理解よろしくお願いいたします。


また、先日から新しくますとのスタッフとなったみなさまの自己紹介も、6月に更新しております。
精鋭のスタッフがそろいました! 個性豊かなそれぞれのプロフィール、ぜひともご覧ください☆

それでは! また次の記事でお会いしましょう♪
Be the mast for you⛵

ますと広報A

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