発達支援センターますと – 一般社団法人 発達支援ますと福島

🌸3月&4月のますと通信 (その2)

🌸3月&4月のますと通信
(その2)

ごあいさつ

こんにちは! ますとブログ担当のAです🍎

ますとフォロワーのみなさん! お待たせしました! 
今回はますとの春休みイベントのレポート その2をお送りします!
(なぜ5月も終わりになって投稿…遅筆な広報だな……と思った読者の方はぜひ「その1」も読んでみてください……)

プライバシー保護のため、画像は一部編集しておりますがエモジの雰囲気でみんなの楽しい様子が少しでも伝わると嬉しいです。

👻4月3日 ダイラタンシー・感触あそび

握ると固まる・手を離すと液体になる不思議な液体『ダイラタンシー』をつくりました。身近なところだと、砂浜で見ることができる現象ですね。
広報Aも、むかしはよく台所の片栗粉でいたずらをして叱られたものです…トホホ…
ますとでは広めの机でひろびろ実施です。

「な、なんかすごい…!!」

ダイラタンシーとは何ぞや? という方は、名古屋市上下水道局がわかりやすい解説ページを作成しているのでご覧ください♪

🍕4月4日 餃子ピザづくり

この日は、餃子の皮を使ってピザを作りました!
実は餃子の皮とピザ生地は、どちらも小麦粉・水・塩・油を混ぜて作られているので、分量は違っても材料はほぼ一緒って皆さんご存じでしたか?👀

生地は小さいですがもりもりに具材をを乗っけるのがコツです。

かわいいミニ・ピザができました🍕🍕 おいしかったね!

🍨4月5日 アイスクリームパフェ

背の高いグラスにみんなの大好きなお菓子を詰め込み、理想のパフェを作りました。
パフェはフランス語で”parfait”(カンペキ)を意味することば。
参加してくれたますとキッズのみんなは、自分が考える「パーフェクトなデザート」を作ってくれました!!

バナナに生クリームにカラースプレー……何にしようか迷っちゃう🍦

🖊執筆後記

食べておいしい室内イベントを春休み後半は開催することができました。
イベントに参加してくれたみんなが「おいしい!」「たのしい!」とスタッフに伝えてカメラにポーズを決めてくれることがとてもうれしい時間でした。

重ね重ねになりますが、子どもたちの製作・創作体験をあたたかく見守っていただいた保護者の方にあらためて感謝申し上げます。
ありがとうございました。
次回のイベントも、ぜひともよろしくお願いいたします。

それでは、次の記事でお会いしましょう!

Be the mast for you⛵

ますと広報A🍎

🌸3月&4月のますと通信(その1)

ごあいさつ

こんにちは! ますとブログ担当のAです🍎

すっかりご無沙汰のますと通信。
今回は、ますとの春休みイベントについてのレポートです♪

春休みのイベントはとにかく! とにかく! ますとに来てくれるみんなの表情がイキイキしていたのが最高だったんです!!

ブログ担当として写真をセレクトしながら「あの写真もいいしなぁ~~あ~~これも乗っけたいなあ~~」と、セレクトに悩みすぎて気づけば5月…
すべての写真を欲張って乗せていたら、ひとつひとつの記事がとにかく長くなってしまい、削るのも勿体ない~!と再編集に時間がかかってしまいました。公開が遅れたのもこれが理由です。レポートを楽しみにしていたみなさん、本当にすみません…。

今回は、盛りだくさんなイベントレポートを「その1」「その2」の2つにわけて公開です。

プライバシー保護のため、画像は一部編集しておりますがエモジの雰囲気でみんなの楽しい様子が少しでも伝わると嬉しく思います。

💂‍♂️3月25日 プリンスウィリアムズパークへ行こう!

3月25日は、本宮市の屋内遊び場であるプリンス・ウィリアムズパークへ行きました。

もともとこの施設は、福島第一原子力発電所事故により、子どもたちの外遊びが制限されたことをきっかけに誕生した施設でした。
未就学児から小学校の高学年まで、幅広い年齢の子たちがあそべるように設計された施設の中は、楽しい遊具がいっぱい!

かべのぼりチャレンジ!

4月のイースターに合わせて施設外にありますロンドンバス(本物)の車内は、うさぎやたまごでデコレーションされていました🐰🥚 

キュ~トにうさちゃんピース💓🐰

🍒3月26日 さくらんぼ広場へ行こう!

この日は、松川市にある大規模公園に行く予定でしたが、あいにく雨のため屋内あそびへ変更…😿。
本宮市のまちなか商店街にある遊び場・さくらんぼ広場に来ました🍒

バランス名人、ここに見参!

躍 動 !

🔵3月27日 スライムづくりDAY

この日は、センサリーアイテムとしてもつかえるスライムをみんなで作ってみました。

の、の、のびてる~!

感触がきもちい~い

大成功!

🦖3月28日 電車の旅~こむこむ恐竜ランドへ行こう!~

新年度直前のこの日は、小学生のみんなで福島市の駅前にある「福島市 子どもの夢を育む施設 こむこむ」へ行きました。

電車の切符をまずは購入。本宮から福島はいくらかな?

今回のお目当ては、春の企画展「恐竜ランド」です。
恐竜のアトラクションが会場には盛りだくさん!

⚪3月29日 紙皿ステンドグラスをつくろう

ハンドメイド系のイベントも続きます。この日は紙皿でステンドグラスづくり。

きれいな色の重なりを発見! この後も試行錯誤は続きました…。

🏵️3月30日 万華鏡をつくろう

2023年度最後のイベントは、おとなり・二本松市にあります「安達ケ原ふるさと村」で、万華鏡をつくりました。

二本松の和紙をつかった製作体験。
みんなでオリジナリティあふれる万華鏡を作ってみました。

この日は県内の桜の開花が発表された直後! つくった万華鏡をもって、桜の下で記念撮影です! 

ポーズが決まってるね~

🦌4月1日 鹿のツノキーホルダーをつくろう

元気いっぱい新学期開始! この日は、北海道で捕獲されたエゾジカのツノをつかってアクセサリーを作りました。
なぜ定期的に捕獲が行われているのかはリンクをご覧ください。結構、深刻な社会問題なんです…。

まずは「なぜさむ~い北海道で鹿が増えすぎてしまったのか?」を考えます。
ひとりひとりが考えた理由を立派に発表してくれました。

次にビーズ状に加工したツノを使って、アクセサリーを制作していきます。

白い箱に入っている長細いかたちのが鹿のツノ。丸いのが、加工されたアクセサリーです。
みんな器用ですね~🦌✨

🖊執筆後記

春休み前半は、ハンドメイド系のイベント・おでかけイベントも開催できました。
子どもたちの製作体験をあたたかく見守っていただいた保護者の方。
ご協力していただきました施設の皆さんにあらためて感謝申し上げます。
ありがとうございました。

春休み後半イベント「その2」のレポートもただいま絶賛写真セレクト・執筆中です。今しばらくお待ちください!
それでは、次の記事でお会いしましょう!

Be the mast for you⛵

ますと広報A🍎

【ますとフォロワーズ日記】 Vo.4 影山庸子 先生 (スタッフ)

 子どもの発達

みなさま、はじめまして!3月からますとスタッフに加わりました。
臨床発達心理士で公認心理師の影山と申します。どうぞよろしくお願いします。

「発達」という言葉は、どうしても乳幼児期や学童期などの一般的な成長期をイメージしてしまいますよね。
しかし発達心理学における発達とは、実は子どもなどの若年期に限ったものではなく「受精から死に至るまでの、心身の変化とその過程」のことなのです。
(つまりこれを読んでくださっているみなさまも、まだまだ発達期なのです!)
ですが、今回は子どもの発達についてお話ししたいと思います。

どうしたら子どもの発達を促すことができるのか。日々のお掃除や整理整頓など、集中するための環境調整や、様々なアクティビティやよみきかせ、療育などのトレーニング…どれも子どもの発達を促しますが、実は何よりも本人がその課題に「主体的に」取り組む」ことで成長を獲得できるものなのです。
大人でも、嫌々やることは習得しにくいし継続できないものですよね。(心当たりがあり過ぎて遠い目…笑)

では、子どもが課題に主体的に取り組めるようになるために大人が支援するコツとはどんなものがあるのでしょうか?

①何かをするとき、いくつかの選択肢の中から子どもに選ばせる

例えばごほうびシールを活用するときのシールを選んでもらうなど、ちょっとしたことでもよいです。

②まずは大人がお手本を見せる

ことばで指示されてもイメージができず何をしてよいかわからないことがあります。大人が楽しそうに何かをしていれば、子どもは興味を持ち「やってみよう」と思えます。できたらすかさずほめます。

③子どもの問いかけに答える前に「どうしてだと思う?」と聞いてみる

予想やイメージすることは、考えを深めるトレーニングにもなります。たとえそれが間違っていても、そういう考え方もあるのね、と感心して認めるとよいでしょう。

④失敗したとしても、そのチャレンジを認めてほめる

応援されたり認めてもらうことで、子どもはふたたび課題に立ち向かう力をもらえます。成功したときは一緒になって喜びを分かち合います。

これらを積み重ねることで自己効力感(自分ならできる、達成できるという気持ち)が育ち、課題に主体的に取り組むことが出来るようになるのです。

ますとでは、私たちスタッフが専門的な技術を持って、その子の特性やその子に合った支援をすることで発達を促していきます。

子どもの発達にはそれぞれの敏感期(または臨界期)がありますが、心の発達には本来ならば限界はありません。何歳になっても人は成長できます。

ですが、人からは些細に思われるようなつまずきでも、もう限界(できない、わからない、無理!)と感じてしまう人がいるのはなぜなのでしょうか?

それぞれの性格や特性に加え、もしかすると幼少期など心の発達の基礎力作りで特に重要な時期に、本人なりの思いやがんばり、興味を持ったこと、小さなチャレンジなどを様々な事情で大人が上手にキャッチすることができず、怠けやいたずら、反抗、努力不足などの悪いことと感じて対応したことによる、何らかの失敗体験の積み重ねで自己肯定感が下がってしまった(自分はどうせダメなやつだ、自分が悪いんだ、と思い込む)ことによって心の発達が阻害されてしまったことが停滞してしまった原因のひとつかも知れません。

もちろん失敗体験は悪いことばかりではなく、限界を知ることや成長するきっかけになることもありますが、それが積み重なればやる気を失ってしまうのも理解できますよね。

個々の特性による行動を大人の思い込みや常識ではかってしまうと、子どもはもちろん支援する大人もつらい思いをすることがあります。
ましてや、わが子の成長を願う親なら「なぜこんなことができないのだろう」「どうしてこんなことするの」と感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、発達してできるようになる、または自己コントロールができるようになるためには、主体的に課題に取り組むための「やればできる」と思える基礎的な力が必要になります。
そのために上の①~④で示したような支援のコツが役立つと思っています。

本人なりのがんばりや興味を惹かれるもの、好奇心や小さな変化などを見逃さずに子どもの発達を支援したいと思っています。
なぜそうしたか・感じたかを本人聴き、その特性をアセスメント(心理検査に加えて、日常の言動や興味などを分析)し、心の動きや行動を理解した上で、その子に合った方法を試行錯誤しながら発達を支援します。
そのことが、今現在や少し先のわかりやすく目に見える発達だけではなく、やがて大人になって社会に立ち向かう子ども達の人生を支える力になると信じています。

と、なんだか長々と偉そうにお話ししましたが、もちろん私も発達の途中です。これからも頑張ります!笑

影山 庸子

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