【ますとフォロワーズ日記】 Vo.3 三浦 実子 先生(スタッフ)

【ますとフォロワーズ日記】
Vo.3 三浦 実子 先生
(スタッフ)

 

 

💑理解度に合わせて何度も伝える

 

 

 はじめまして!月曜日と木曜日の午前中に勤務しています保健師の三浦と申します。

 少し前なのですが、2月に受講したスペシャルニーズ郡山さん主催の『トラブルを防ぎHAPPYをふやす生(性)いのちの話 ~支援を要する子どもたちに伝えやすい性教育~』 についてシェアさせていただきたいと思います。

 

 

私は、ますとでの勤務の他に子育て中の親御さん向けに“包括的性教育”の学習会を開催しているのですが、その中で支援を要する子どもたちへの性教育について質問されることが何度かありました。今回は、その実際を学びたく講座に参加しました。

 

 

参加し、支援の必要があるないに関わらず、“子どもたちに性を伝える際の子どもへの向き合い方は同じである”ということを確認できたのと同時に、支援の必要な子に性教育が特に必要と言われる理由を、実際の事例を通して学ぶことができました。

どんな場面で被害に遭いやすいのか(遭っているのか)また、自分が気づかないうちに加害者になってしまっている事例もあり、その多くが、本人が性のトラブルに巻き込まれそうな場面や、巻きこんでしまっていることを、自覚できていないものでした。
“子どもは知らなくていいこと”と性の学びを保障せれずにきたための社会の課題だと改めて痛感しました。 

私が企画している包括的性教育の学習会の中でも、参加される親御さんからは「伝えなくては・・・と思っていても、何をどこから伝えたらいいのか分からない。」「そもそも、幼少期から伝えていいの!?」という声が多く聞かれ、家庭の中で、“性”について対話することに抵抗を感じる親御さんが少なくありません。

そこでまずは、世界水準から見た日本の性教育の認識の低さと、性産業先進国と言われている日本での子どもたちを取り巻く社会の現状をお伝えし、“性教育”と構えることなく、日常の中のこんなタイミングでこんな伝え方ができますよと提案します。
すると、今まで持っていた“性”に対する価値観と性教育に対する考え方が変化し、子どもと、性について対話ができそう(してみたい)という思いをもってくださる親御さんが多いと実感しています。

 

講師の梶原なおみ先生も「性に関することは周囲の人に相談しにくい内容でもあり、家庭内で解決しようと(方向性が分からないまま)しがちです。」と、 講話の中で話されていました。 一方で、性について疑問を持ったり悩んだりするタイミングは、子ども自身がどうなり たいのか、保護者がその子に対してどんな自立を望んでいるのか?ということ を、ご家族で考えられるとても大切な機会であると思います。また、性教育は1回伝えたらおしまいではなく、成長と共に考えるテーマや伝え方なども変化し、理解度に合わせて何度も伝えることが大切だと思っています。 

 

この機会に“子どもは知らなくていいこと” として認識されてきた性の学びを、『自分の人生を自分で選んでいくために必要な学習テーマ』であるという認識に一緒にアップデートしませんか?世界でスタンダードな学習テーマである包括的性教育について知りたい!! 一緒に学んでみたい方は、お気軽にお声がけください♪

 BTW…

私自身、子どもが自分のからだについて興味を持ったタイミングで、自分で気軽に調べられるように本棚に性に関する絵本を置いているのですが、8月に3人目を出産予定の私のお腹を見て、「今のママのお腹はどのくらい?」と絵本を広げて聞いてきました

(すかさずカメラを構えました・・・笑)。私は、実際のお腹を見せてどのくらいだと思う?と聞き返したら「これ!」とちゃんと6か月目のお腹を指さしていました。子どもの探求心と観察力ってすごい!! これも自己肯定感を育む性共育につながっていると信じて・・・♡

 

 

 

 

【実子先生の講座活動について、合わせてこちらもご覧ください♪】

直近では、6月30日(日)に 福島県男女共生センターで学習会を企画していますので詳細が決まりましたらお伝えいたします。

 

三浦実子