【ますとフォロワーズ日記】Vo.2 岩谷 文江 先生(常勤スタッフ)
【ますとフォロワーズ日記】
Vo.2 岩谷 文江 先生(常勤スタッフ)
「Love myself(自分を愛する、好きになる)」
ますとのパンフレットにも掲げていることですが、
「障がいとは、個人が持つものではなく社会が作るもの」
であると私も思います。
自分のことを好きになって、その子らしい力を伸ばしていくにはどうしたらいいのか?
試行錯誤を続けていきたいと思います。
私は、ますとに通うお子さん達が、自分のことを好きになって
その子がその子らしく生きていけるようにサポートをしていきたいと思っています。
現代社会において人は、つねに外側に意識を向け、幸せを外に求めて外側の幸せの条件に自分を合わせようとしてきました。
わかりやすい例で言うと、今回の震災などのように、外の条件が変わることで、安心や穏やかさが消えて不安定になってしまい、自分の幸せを感じられなくなってしまいます。
自分を幸せにしてあげるには、自分を好きになることが大切だと思っています。
「風景構成法とは」
自分を好きになるためには、まず自分を知ること。
その方法の一つとして「風景構成法」というアートセラピーの資格を最近取得させていただきました。
「風景構成法」というと、あまり聞きなれないと思いますが、
「箱庭療法」というと、聞いたことがあるのではないでしょうか?
箱に入った砂の上に、ミニチュアを並べることでイメージ表現を行う心理療法です。
自分の内なる感情を言語化するのが難しい方に対して、効果的とされています。
「風景構成法」は、その箱庭療法をベースにしてより導入が安易な方法です。
やり方は、山や川など、決められた10個のアイテムを順番に描いていくというものです。
各アイテムに意味があり、例えば川は感情や生命力を表すとされており、
細い川は感情をコントロールしようとする気持ち。
太い川は感情のままになりがち…などと言われます。
絵の解釈の方法は様々ありますが、偏った見方で一方的に解釈することは避けるべきであるといわれています。
私が資格を取ろう!と思ったきっかけは、ますとで専門家の方に来ていただき、実際に構成法を子ども達とやったときのことです。
子ども達が「楽しかった!」と明るい顔で話していたのが印象的で、「私もやってみたい!」と思い、早速勉強しました。
これから、お子さん達の、明るい笑顔がたくさん見られるように、自分のことを好きになってもらえるように、ますとで試行錯誤を重ねていきたいと、ワクワクしています。
岩谷 文江
【ますとに勤務してから取得した資格】
💭〈広報のひとこと〉
実は、先日広報Aも風景構成法にチャレンジしてみたのですが、担当してくれた方が私の絵を見るなり…
『山がやけに高いですね…もしかして、理想が高くて苦しむこともあるのでは?』と、ずばり。
秘められた自分への理解が深まり、少し楽しくもありました。(岩谷先生も述べておりますが、風景構成法にはさまざまな解釈があります。)
なにより思いのままに絵を描くのは、リラックスにもつながるのです!
アートセラピーに興味のある方、ぜひ岩谷先生にご相談を!